こんにちは、私です。
さて今回はエアフローの重要性についてお話したいと思います。
まず、エアフローとは何か、なんですが。
熱暴走という言葉を、一度は耳にしたり見たことはあると思います。
この熱暴走と大いに関係していることなんですが、熱暴走というのは
このエアフローに問題があることによって起こるものです。
(エアフロー以外ありえないということはありません、原因の1つです)
では、そのエアフローなんですが所謂空気の通り道や、空気の流れと
考えてください。
熱暴走が起こる原因として、エアフローに問題があると言いました。
ではその原因とは何か。熱暴走は機械に熱がたまることによって起こります。
モーターやCPUなどは発熱をします。
その発熱を逃がすために冷却機器が存在し、
ファンなどを利用して空気を取り込み冷やします。
しかし、機械の構造上直接空気を取り込んで当てることは困難である場合があります。
そこで、"空気の通り道"を作るのですが、これがエアフローなんです。
PCにおいては、結構エアフローが重要となってきます。
かなり極端な話ですが、ターボ車などはボンネットにダクトが付いてますから
走りゃ空気は取り込めます。
しかしPCは走りませんから、ファンを取り付けて空気の流れを作る必要があります。
さて、では実際にPCを見てみましょう。
まずは、今回使用したPCケースを紹介。
前回紹介したとおり、PCケースを交換しました。
こちらはメインPCのケースになります。
クーラーマスター K282です。
オジサンですから、もうゲーミングチックなケースはおしまいにして、
落ち着いたケースがよかったのですが予算でそういったものがなかったので
予算の中から、比較的落ち着いたこちらをチョイス。
フロントファンがLEDでしたが撤去しました。
閑話休題。
では、サイドを開けて見てみましょう。
こちらは、仮組みなので配線が若干ごちゃごちゃしていますが。
右がフロントパネルになります。
大まかな、風の流れは矢印で示した通りになると思います。
フロントから取り込んだ風は中心で分散し、
CPUクーラーがリアファンに向かって流します。
そして、リアのファンがそのままケースの外へ逃してくれると言った形です。
GPUが装着されているので若干違うかもしれませんが、大まかにはこのような形です。
CPUクーラーの向きが違う場合はもう少し変わってくると思います。
では、ここからはエアフロー及びCPU温度などを改善するためのポイントについて。
1.ケース内の配線を整える。
まず一番に取り組むことはこれだと思います。
ケース内で配線がジャングルになっている場合、ジャングルで空気が彷徨っている
かもしれません。この場合は良くありませんのでタイラップでまとめたりしましょう。
2.ファンの向きが逆になっている。
実はこれ、数年前までやらかしていました。
ファンの縁などに矢印が書かれていますので参考に流れを作ってください。
3.ケースを大きいものに交換する。
これは少しハードルが高い場合もありますが、やはりCPUの温度を抑えたり
するためにはある程度ケースを大きくする必要もあると思います。
この理由なんですが、CPUの温度を抑えるためには大型のクーラーが必要です。
そのためにはケースも大きいものを利用する必要があります。
参考までに、今回紹介したケース内部で使用しているファンは
というモデルで12cmファンを搭載したかなり大型の部類に入ると思います。
サイズ 【HASWELL対応】 虎徹 12cmサイドフロー SCKTT-1000
4.質のいいグリスを利用する
これはCPUのグリスを塗り替えるという少しハードルは高いですが、
場合によっては比較的安く温度を抑えることが出来ると思います。
標準よりも熱伝導率の良い、シルバーグリスやナノダイヤグリスを採用することで
効率よくクーラーへ熱を送ることが出来ます。
もちろん、その熱を処理する優秀なクーラーがあってこそ真価を発揮しますが
グリスだけでも良いと思います。
まとめ
如何でしたでしょうか。
やはり、ケースの配線を見直しCPUクーラーを良いものに交換すると
CPUの温度も落ち着き動作が安定するようになりました。
エアフローを改善し、機械の温度を下げるメリットですが、
動作が安定するのは勿論、不必要にファンを回さなくなるので
耳障りなファンの音を聞く機会が少なくなります。
それにより、作業や睡眠に集中することが出来て日常生活においても
大きなメリットを見出すことが出来ます。
これ意外にも様々なエアフロー改善方法があると思います。
一度、自分の環境を見つめ直してみては如何でしょうか。